正しい歯磨きの仕方

宇治市小倉町のこにし歯科医院院長の小西宏和です。

今日は実は奥が深い歯磨きについてお話したいと思います。

歯みがきの仕方の厳密にいう正しい方法とは、歯並びやその方のそもそもの衛生状態など細かいお口の中の状態によって違います。

ですから今回はざっくりと、ある程度誰にでも当てはまるような歯みがきのコツをお話したいと思います。

皆さんご自身の本当の意味でのアドバイスは、あくまでも歯科医院を受信して下さい。

皆さんに言うことなのですが、まずは歯を磨く順番を決めましょう。

どこからでも結構です。私は患者さんのお口の検診をするときに必ず右上の奥歯の頬っぺた側から始めます。

どこから初めて、どういう順番で進んでいくかを決めてください。

ランダムに適当にブラシを当てているとどうしても磨き残しが出てきます。

歯ブラシはたくさんの歯に一気に当てず、数本ずつ当ててください。

よくゴシゴシと大きな動きで磨く方がおられます。これも当たりそこないが出てくる原因ですし、繊細な部分の清掃はこの動きでは難しいです。

歯間ブラシ、デンタルフロスは最低一日一回は使ってください。

スキマケアはすごく大切です。製品はなんでもいいです。

これをサボるとどうしても歯周病だけでなくスキマ虫歯ができてしまいます。

お子さんの隙間虫歯は未だに多いですね。

実際の歯間ブラシのサイズ・メーカー決めやフロスの正しい使い方は、直接歯科医院でお尋ねください。結構個人差がありますし、やり方も奥が深いです。

さいごに一般的に推奨される歯みがきの方法について名前だけ書いておきます。

これは図が無いと説明が難しいので、試しに検索してみてください。

スクラッビング法

バス法

宇治小倉駅前こにし歯科医院

妊娠と歯科治療

みなさんこんにちは。医療法人圭真会宇治小倉駅前こにし歯科医院院長の小西宏和です。

妊産期にどのように歯科医院と絡んでいけばいいか。ここに明確な答えをお持ちのママさんは案外少ないのではないでしょうか。

ポイントをいくつかまとめます。

①妊娠する前に虫歯はしっかり治しておこう!

②削るなどの治療は安定期に受けよう!

③妊娠中、授乳中は口の中の状態が悪くなりやすいのでしっかり歯科医院で手入れを受けよう!

です。それぞれのポイントの理由を挙げていくと字数が足りないのですが、この3つのポイントを押さえて生活を送ってください。

命を授かる幸せな出来事も、お口の中の状態が悪いと沈んだ気持ちが混ざります。どうかみなさんご注意を!

宇治小倉駅前こにし歯科医院

日本口腔インプラント学会

こんにちは。宇治小倉駅こにし歯科医院の小西です。

インプラントに関する学会って日本にも世界にもたくさんあります。そんな数あるインプラント関係の学会の中でも、日本口腔インプラント学会(JSOI)は最大の団体です。

あらゆる歯科系学会の中でも最大の会員数を誇る団体です。

2万人弱くらいいると思います。

「○○学会専門医」とかって言われても、何のことかわからないと思います。

なんか凄いんかなぁ、以上の中身を読み取ることは難しいですよね。

実際名前はそれっぽいけれど、お金さえ払えば名乗れる専門医なんて結構あるんですね。

肩書が好きな先生の中にはこういうのをコレクションすることを推奨される方もおられます。

ただ、そのズラリと並んだ肩書に、どれだけの意味があるのか少し疑問です。

ちなみにこの日本口腔インプラント学会の肩書というのは、本当に名乗るまでの道のりが険しいです。

本当にきちんとした基準をクリアしないと手に入りません。

学会在籍年数、指定講習会の受講、症例の提出、ポスター発表による試験、論文の掲載、学会での発表など数々のハードルをクリアしないともらえない資格です。

最上級は指導医という資格ですがこれはさらにハードルが高いです。

普通に若いころから頑張っても、ここにたどり着くのは中年以降になると思います。

私はその一番最初の専修医という資格をとっております。

これだけでも結構大変だったのですが、今は専門医取得に向けて努力中です。

専修医も専門医も全学会員の一割程度しか取得していないもので結構狭き門なんです。

歯周病って私にも関係あるの?

宇治市小倉町のこにし歯科医院院長の小西宏和です。

歯周病という言葉もかなり浸透してきましたが、「しそうのうろう」という言葉の方がわかりやすいという方もまだまだおられるかもしれません。

これは俗語でして、正確な歯科医学用語ではないのです。よく聞く「しそうのうろう」とは学術的には「歯周炎」という名前が正しいんです。

「歯周病」

これも実は学術的な言葉ではなく、俗語です。

どっちゃでもかまへんと言われそうですが・・・

歯科医師としては結構きになるところなんですがこれもどっちでもいいかもしれませんね。

歯周病の「歯周」とはつまり、

はのまわり

ということです。

歯周疾患は歯を失う理由として最も多いもので、かつほぼすべての日本人が罹患している国民病です。

口の中に歯周病関連菌が全くいない人は多分いないんじゃないでしょうか。

赤ちゃんか歯が全くない方でないと、おそらくほぼすべての人のお口にはがなん菌がいるとさえ

言うことができます。

私も学生時代の実習で、自分の唾液から菌を培養した時にそれなりの菌がいるのを実感んした記憶があります。

歯周病原因菌は自分の口にもいる。

まずは自分にも関係があるんだという認識を持つところが、予防の第一歩かもしれません。

長い人生、歯を守って快適な食生活を送っていきたいですよね。

ネットの知識と正しい知識

みなさんこんにちは。宇治小倉駅前こにし歯科医院院長の小西宏和です。

最近患者さんの中には、「ネットで調べたらこう書いてあってんけど・・・」というった事をおっしゃる方がおられます。

歯の知識を調べようとされるその姿勢事態は非常に素晴らしいことだと思います。

しかし、ネットに転がっている知識がすべて正しいというわけではありません。

歯科医師のいう事ももちろん人によって違ったりするので、専門家からしても意見の分かれるような事柄ってたくさんあります。

自分で調べたという事実に考えの重きを置いて、我々専門家の声よりもネットの知識に頼りがちな方もたまにおられます。

それは結構危険な事です。

自己診断と私は読んでいますが、専門家の意見ではなく自分の判断を生活の指針にするのは危険です。

例えば自分でネットの知識だけで整備した車に安心して乗れますか?

私なら怖くて乗れないです。

専門家というのは自分の知識や技術に余る部分を補うために存在します。

困ったときは迷わず専門家に頼ることをお勧めします。

宇治小倉駅前こにし歯科医院